TACの行政書士講座って、評判イイの?
そんな風に、気になってますか?
このブログでは、「合格者の視線」で、行政書士スクールを体験して比較するというシリーズをお送りしています。
ということで、第11弾として「TAC」も体験してみました。
個人的には、TACは受験生時代に参考書でお世話になったスクール。
ということで、このページではTACの体験レポートをお届けします。
目次
TAC行政書士講座を選ぶメリット3つ
まずそもそも、TACを選ぶメリットは何なのか?
全部で3つあります。
TACのメリット①規模が大きいから通いやすい
1つ目は、規模が大きいから通いやすいという点。
これはLECとかと同じですが、校舎数が多いんですよね↓
ザッと数えてみると、36か所!
あなたの通える範囲にも、校舎ありますか?
ちなみに、TACでは別の校舎に行って講義を受けることもできます(「クラス振替出席フォロー」という制度)
つまり、曜日や状況によって利用する校舎を分けることが可能ということ。
TACのメリット②合格者が多い
2つ目は、合格者が多いという点。
毎年100〜200名くらいの合格者を出してます。
やはり実績が公表されてると、信頼できます。
そして、合格すると参加できる祝賀パーティーなど、横のつながりを作る機会も多くなってます。
このあたりも大手ならではの強みですよね。
TACのメリット③便利な制度が多い
最後3つ目は、便利な制度が多いという点。
TACには、メリット1つ目で紹介した「クラス振替出席フォロー」だけではなく、
- 他の教室クラスへの参加が自由
- 講義を欠席しても、ビデオブースにて視聴できる
- 通信やビデオブース講義コースの人でも、20回まで教室の講義に参加できる
- 通信コースでも、自習室が利用できる
- 通信コースでも、直前期に講師に直接質問できる
といったフォロー制度が充実してます。
特に一番下の、通信コースの人でも質問できる制度は、めちゃくちゃ良い!
TAC行政書士講座の体験レビュー
では、ここからは体験レポート。
TACに資料請求
まずは、TACの資料を取り寄せてみました。
取り寄せは、TACの公式サイトでできます。
→TACを無料体験
ページを開いて、
資格一覧から「行政書士」をセレクト。
そして「資料請求」というボタンを押します。
そうすると、「あなたの学習レベルを選んでください」ってのが出てくるので、「初学者」「学習経験者」「行政書士 実務講座」から該当するものを選びます。
続いて、名前や住所を入れると、完了!
TACから届いた資料
申し込みの翌日には、資料が届きました。
やはり大手は早いです。
入っていた資料は、こんな感じ↓
パンフレットには、TACの強みや、カリキュラムの紹介などが載ってます。
あとは、日程表とチラシですね。
資料は、他社と比べると、ちょっと物足りず(DVDやテキストのサンプルを送ってくれるところもあるので)
実際に、TAC行政書士講座を体験
では続いては、実際にTACの講義を体験です!
TACでは、オンラインで簡単に体験できます。
先ほども見た行政書士ページの、
「動画をオンライン配信!」というところをクリックすると、
無料で視聴できる動画がズラーっと表示されます。
今回は、
- 基本講義
- サクセス講義(現・上級講義)
- チャレンジ講義
これら3種類の講義を見てみました。
ということで、順番に感想を。
TACの基本講義
まずは、基本講義です。
これは、初学者が対象の「プレミアム本科生Plus」「プレミアム本科生」「ベーシック本科生」といった3つのカリキュラムに含まれている講義。
この基本講義は、上記カリキュラムのメインとなる講義なので、非常に重要です。
しかし、ちょっと期待していたものとは違いました。
そう感じた理由は、3つ。
まず1つ目は、講義中に「問いかけ」があまりないこと。
「問いかけ」ってのは、「〇〇って、××ですよね? つまりは〜」みたいな感じで、こちらに疑問を投げかけることです。
それが体験講義で見た限り、全然なかったので、若干ですが一方的な講義の印象を受けてしまいました。
2つ目の理由は、説明がそこまで丁寧じゃないから。
というのも、講義中に「テキストのここに、〇〇って文字を書いてみてください」といった指示が飛んでくるのですが、これが口頭のみだったんですね。
もちろん同時に、どんな漢字を書くのかも説明してくれてたのですが、「口頭で説明するくらいなら、後ろの黒板に書いてくれたらいいのに…」って思っちゃいました。
贅沢ですかね?笑
でも他のスクールだと、実際に講師が書き込む様子をカメラでズームして見せてくれたりするんですよね。
なので細かいところですが、そういうところが気になってしまいました。
最後3つ目は、テキストが白黒だったこと。
しかも、レイアウトもちょっと微妙…
このテキストだと、あんまり勉強する気が起きないな…と感じました。
自分が参考書として使ってたTACのテキストは、カラーだったし、レイアウトも見やすかったんですよね、、、なので、正直「え?逆にスクールで使う教材は、こういう感じなの?」ってちょっと戸惑っちゃいました。
TACのサクセス講義(現・上級講義)
続いては、サクセス講義(現・上級講義)です。
これは、学習経験者が対象の「答練本科生 上級講義付き」といったカリキュラムに含まれている講義。
実は、こちらの講義は、先ほどの基本講義とまったく逆の感想です。
担当しているのは小池講師という方なのですが、黒板はガッツリ使ってくれてるし、「問いかけ」も多いので、集中力を保たせてくれます。
そしてなぜかこちらの講義のテキストは、カラーだし、レイアウトも見やすい。なぜ!?笑
あと、小池講師は、説明も身近なもので例えてくれたりと分かりやすいし、感情も伝わってくるのでグッと引き込まれました。
小池講師の雰囲気は、こちらで確認↓
サクセス講義(現・上級講義)は、学習経験者向けの講義ですが、わりと基本的なところから説明してくれています。
なので、「もう一度ガッツリ土台部分から学習したいな〜」って考えている2年目の人にオススメできます。
TACのチャレンジ講義
最後は、チャレンジ講義です。
これは、短期で学習したい人向けの「チャレンジ本科生」というカリキュラムに含まれている講義。
この講義は、基本講義と同じで、「問いかけ」があまり見受けられず。
さらに、テキストも同じく白黒。
担当されている佐藤講師の声は、すごい聞き取りやすい声でハキハキしてていいんですけどね。。
この講義で集中力保って勉強していくのは、難しいかもしれない…というのが私の個人的な感想です。
実際に利用する動画も試すことができる
ちなみに、TACで実際に利用する動画も試すことができます。
先ほどのはサンプル動画でしたが、実際に利用するものはこんな画面↓
再生速度を変更できたりします。
TACの行政書士講座の料金とコース
さて、ではここからは、TAC行政書士講座のコースと料金を見ていきましょう。
「初学者向け」のコースと、「学習経験者向け」のコースを、それぞれ順番に見ていきましょう。
初学者向けのコースを、学習経験者が受講することも可能です。
TACの初学者向けコース
まず、初学者向けコース。
これは以下の画像の通り、4種類あります(時期によって、一部の講義のみがリリースされている場合があります)
↑下から順番にボリューミーなコースになってます。
TACの「プレミアム本科生」と「プレミアム本科生Plus」
プレミアム本科生コースは、TAC初学者向けコースのフルバージョンという感じ。
↑この画像を見るとわかるように、「プレミアム本科生」と「プレミアム本科生Plus」の違いは、「基礎マスター」講座が含まれているかどうかです。
時間をかけてじっくり勉強する余裕があるなら、このどちらかのコースですね。
プレミアム本科生の料金は、以下の通り。
通学 | 教室講座 | 236,000円 |
通学 | ビデオブース講座 | 236,000円 |
通信 | Web通信講座 | 236,000円 |
通信 | DVD通信講座 | 255,000円 |
プレミアム本科生Plusは、やや高くなってます。
通学 | 教室講座 | 259,000円 |
通学 | ビデオブース講座 | 259,000円 |
通信 | Web通信講座 | 259,000円 |
通信 | DVD通信講座 | 280,000円 |
通学の料金は相場な感じですが、通信は他社と比べると高い。。
TACの「ベーシック本科生」
次は、春から勉強を始める人が対象の、ベーシック本科生。
学習期間の目安が、5〜7ヶ月となっているコースです。
ベーシック本科生の料金は、以下の通り。
通学 | 教室講座 | 190,000円 |
通学 | ビデオブース講座 | 190,000円 |
通信 | Web通信講座 | 190,000円 |
通信 | DVD通信講座 | 205,000円 |
TACの「チャレンジ本科生」
初学者向けコース最後は、チャレンジ本科生。
これは6月から8月に学習を始める人向きのコース。
学習期間の目安は、3〜5ヶ月です。
チャレンジ本科生の料金は、以下の通り。
通学 | 教室講座 | 139,000円 |
通学 | ビデオブース講座 | 139,000円 |
通信 | Web通信講座 | 139,000円 |
通信 | DVD通信講座 | 158,000円 |
TACの学習経験者向けコース
次は、学習経験者向けコースを見ていきましょう。
TACの「答練本科生 上級講義付き」
TACの学習経験者向けのコースは、「答練本科生 上級講義付き」というコース。
経験者向きなので、問題演習が中心となっています。
学習期間の目安は7~10ヶ月。
サクセス講義は、2022年度向け講義より「上級講義」という名前に変更されました
「答練本科生 上級講義付き」の料金は、以下の通りです。
通学 | 教室講座 | 219,000円 |
通学 | ビデオブース講座 | 219,000円 |
通信 | Web通信講座 | 219,000円 |
通信 | DVD通信講座 | 251,000円 |
TAC行政書士講座は、こんな人にオススメ
以上ここまで見てきたものを踏まえると、TACは以下のような人にオススメできます。
- 都心に住んでいて、通学を考えている場合
- 学習経験者
まず、都心に住んでいて、かつ通学を考えている場合、TACはやはり候補の一つになると思います。
というのも、校舎を自由に使い分けることができるから。
校舎が複数ある都心であれば、このメリットを思いっきり活用できます。
また、学習経験者向けのコースを担当されている小池講師の講義が良かったので、学習経験者の方にもTACはオススメできます。
TAC行政書士講座は、こんな人にオススメしない
逆に以下のような人には、TACはオススメしません。
- 初学者
- なるべくお金をかけずに勉強したい
正直、初学者向けの講義は、他社の方が分かりやすいと感じました(例えば、フォーサイトなど)
ただフォーサイトは通信のみです。
もし「通学」が希望なら、こちらも初学者向けに丁寧な講義をしている伊藤塾がおすすめ。
また、なるべくお金をかけたくないなら、「合格したら全額返金」キャンペーンで実質0円で受講できるアガルートなどを検討しましょう。
TAC行政書士講座のQ&A
無料体験だけでも大丈夫?
もちろん大丈夫です。
通信の場合、質問ってできるの?
「質問カード」というものを用いて、郵送もしくはファックスで質問できます。
また本科生の場合は、質問メール(i-supportを利用)も送ることができます。
教育訓練給付制度には対応してる?
対応しています。該当講座は以下のベージにてご確認ください。
【20%OFF】行政書士講座で使える、教育訓練給付制度とは?
支払い方法は?
クレジットカード、各種コンビニ、銀行振込、ペイジー
TAC行政書士講座まとめ
はい、ということで以上、TACの行政書士講座について書いてきました。
TACを使うにせよ、他社を選ぶにせよ、じっくり比較してみてくださいね。
しかし、試験のことを考えると1日も無駄にはしたくないはず。
なので、いつまでも悩んでいては時間が非常にもったいないので、ちょっとでも気になるスクールがあるなら、まず資料請求してみるなり、講義を体験してみるなり、何かしらのアクションは今すぐ起こしていきましょう。