お悩み
就職先がないって聞くけど、それって本当?
そんな疑問にお答えします。
ネットで調べると、「行政書士は就職できない」といった情報がたくさんでてきます。そういったものを見ると不安になりますよね。わたしも受験前はそういったネガティブな情報を見て「うーん」という気持ちになっていました…
しかし結果として私は、都内の士業法人に就職することができました。
4社の面接を受けて、2社から内定をもらいました。
しかも30代、未経験という状況で。
なのでまずは言いたい。
ネットの情報は鵜呑みにしないこと!(まあ、このサイトもネットの情報なのですが…笑)
とにかくネットにある情報は「たくさんある情報のほんの一部でしかない」と考えることが大事。
しかし、行政書士の就職先が少ないというのは事実です。
この記事では、
- なぜ行政書士の就職先が少ないのか?
- どうすれば就職できるのか?
この辺りを、実体験をもとに解説していきます。
今回は、あくまで「行政書士法人」や「行政書士事務所」への就職の話です。他業種の企業への就職の話ではありません。
目次
行政書士は就職できない…と言われる理由
まずそもそも、行政書士という仕事は、どこかで修行を積まないと始められない仕事ではありません。
実務未経験であっても、
- 書籍で勉強する
- 実務講座で勉強する
といった方法でも、実務を勉強していくことができます(詳しくは→行政書士実務の勉強ってどうやるの?5つの学び方を経験者が解説)
なので、最初から自分で開業する行政書士が多いわけです。
その結果、行政書士事務所は「個人事務所」がほとんど。
つまり、「人を雇えるような規模」の事務所って、すごく少ないんですよね。
そうなると当然、求人数も少なくなります。
どうすれば行政書士法人や事務所に就職できるのか?
とはいえ、一定数は求人があります。決して「ゼロ」ではありません。規模の大きい行政書士事務所や行政書士法人というのは存在し、そういったところは常に人手を欲しているからです。
では、どんな行政書士なら、そういった事務所に就職できるのでしょうか?
「行政書士」そのものは、あまり必要とされていない
まず、ちょっとシビアな話。
行政書士そのものって、実はあまり求められていません。
これは、事務所を経営している側の立場を想像してみればわかります。
そもそも自分自身が行政書士ですよね?
そうなると、同じ資格者って正直あんまりいらなくないですか?
例えば、人手が欲しいときの思考って、
「雑務とか手伝ってくれる人が欲しい…」
「資格は、別に持ってなくてもいいな」
「むしろ資格持ってる人はいずれ独立しちゃうだろうし、手伝い的な業務ならパートさんとかアルバイトの方がいい…」
こんな感じの発想になりませんか?
なので「行政書士」という資格一つでは、採用されづらいというわけです。
どんな人なら就職先があるのか?
つまり私たち、ひよっこ行政書士に必要なのは、行政書士以外にアピールできるスキル。
例えば、
- セールス(営業)
- マーケティング
- ウェブ制作
こういったスキルです。
「集客のお手伝いができます!」
「ウェブサイトをメンテナンスできます!」
といったアピールができる人なら、経営者側も「ほぅ…それなら使えるかもな」となる可能性があります。
ちなみにスキルは、そこまで高いレベルでなくてもOK。というのも、例えばウェブデザインが本職の人って、わざわざ行政書士事務所に希望して入ってくることって少ないんですよね(他にもいくらでも会社がある中で、わざわざこんなマイナーな士業の事務所にくるって少ない) なので、そういったサイド業務って全くスキルのない社員が無理やり担当させられてたりします。実際私が入った会社も、一部そういう状況でした。つまり、スキルがちょっとあるだけでも強みになったりするんです。
私の行政書士法人への就職体験談
冒頭でも述べたように、私は30代で就職すらしたことない人間でした(バイトしながら音楽活動していたため)
しかし、バイト先でウェブマーケティングやデザインの仕事はたくさんやっていました。私が就職できたのは、シンプルに言ってしまえば、そういった武器があったからです。
2社から内定を貰うまでの経緯
ということで、ここからかは私の就職体験談。
まずは求人探し。
ネット上で求人を探したり、ハローワークでも探しました。
とにかくたくさん応募してみようと、10社くらいに応募(探してみると、大きい規模の会社の求人は意外とあった)
5社で書類が通り、4社の面接を受けました(1社は日程の関係で辞退)
履歴書などアピールの方法は、けっこう練りました。それから面接の練習も、何回もやりました(そもそも就職活動すらしたことなかったので…)
結果、2社から内定をもらうことができました。
1つ目のA社は、従業員10人くらいの規模の事務所。
2つ目のB社は、何百人という規模の法人。
どちらもウェブ関係のことを半分くらいやってほしいというオファーでした。つまり、そのスキルがなかったら私は採用されてなかったはず。
ちなみに余談ですが、落ちた1社は、かなりの圧迫面接でした。泣きそうになったことを覚えています笑
いびるために書類選考通したとしか思えないレベルだった…
およそ1年半、士業法人で働いた
面接官(上司になるポジションの人)の印象が非常に良かったというのもあり、規模の大きなB社で働くことに。
1年半ほど働きました。やりたかった仕事のすべてを経験できたわけではないですが、それでもかなり多くのことを学べました。
組織のなかで実務を経験できるというのは、新たなことに安心してチャレンジできる環境。
なので学びの場としては、非常に恵まれていますよね。
しかし私の場合、ウェブ系の仕事もやりつつだったのと、それ以外の仕事もたくさんやる必要があり、行政書士として学べることは想定したより少なかったです。けっして「効率」は良くなかったと。ついでに言うと、給料も少なかった(新卒と同じくらい)これは当然といえば当然ですが…
プラスアルファなスキルがない場合はどうする?
では、もしアピールできるようなスキルがない場合はどうすればいいか?
そういった場合は、
- 新たにスキルをつける
- 就職はやめて、最初から自分で開業する
この2択になります。
しかし1つ目の選択肢は、流石に遠回りすぎます。
なので残るは、2つ目の「就職はやめて、最初から自分で開業する」という選択肢。
お悩み
って思うかもしれませんが。
でも改めて思いますが、就職はベストな選択肢というわけではないですよ。
あまり行政書士事務所への就職にこだわりすぎると、逆に遠回りになることもあります。
ちなみに「まずは就職して開業資金を貯めたいんだけどな…」という場合であれば、別業種で働いて貯めるという手もありますよね(むしろそっちの方が効率いいはず)
最初から自分で開業する場合
もし最初から自分で開業するとなると、「人脈づくり」が大事になってきます。
すでに資格を持っている場合は、積極的に行政書士会の集まりに参加するか、実務講座などを利用しましょう。
実務講座を比較する
【5社を比較】行政書士の実務講座は、どこがオススメ?
また、これから受験するという場合は、できたらスクールを利用して早くから人脈づくりをしていきましょう。これは、けっこう賢いやり方かと。例えば「伊藤塾」というスクールだと「OBOG会」というものに入れるので、開業後かなり有利です。
伊藤塾について知る
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