行政書士試験の合格者が、スクールや通信講座を実際に使ってみるシリーズ第6弾。
今回は、「スタディング」を体験してみます!
スタディングは、スマホで学べるオンライン通信資格講座。
もともとは、「通勤講座」として2008年に始まったサービスとのこと(2018年に、スタディングに改名)
料金は、49,500円〜とかなり安くなってます。
安く、しかも手軽に勉強するツールとして使えそうですが、結局のところ講義内容などの「中身」がしっかりしてないと意味がありません。
はたして、その辺りどうなのでしょうか?
ということで、スタディングの講義を実際に無料体験してみました!
目次
スタディングについて、ザックリと確認
まずそもそも、スタディングとは、どんなサービスなのか?
それは、以下の動画を見ると、ザックリと把握できます。
ちなみにスタディングでは、行政書士だけではなく、
- 中小企業診断士
- 司法書士
- 社会保険労務士
などなど、他の資格もたくさん扱っています。
スタディングの行政書士講座の、特徴は?
そんなスタディングの行政書士講座には、3つの特徴があります。
スタディングの行政書士講座の、特徴①スキマ時間での勉強に最適
まず1つ目は、スキマ時間での勉強に最適という点。
なぜかというと、
↑こんな感じで、講義動画が「細切れ」になってるんです。
かなり細切れに区切ってます。
なので例えば、電車の待ち時間に「3分だけ見よう〜」とかできます。
もちろん、1時間とかの講義動画でも、一時停止していけば、3分ごとの勉強ができるわけですが、元からこの短い動画に分かれていると、中途半端なところでストップする必要がありません。つまり、気持ちよくスキマ時間を活用していける、と。
スタディングの行政書士講座の、特徴②問題演習をモバイルでやれる
次2つ目は、問題演習をモバイルでやれるという点。
これだけ聞くと、正直そんな大したことない気がします。
というか私も、スマホで問題演習できるサービスは他にもあるしなーって思ってました。
…しかし、スタディングの問題演習は、想像以上に良い!
というのも、いろんな種類の問題が用意されていて、問題量が半端なくあるんですよね。
流れも素晴らしい↓
私は、この問題演習の充実さを認識して初めて、「あ、確かにガチでスマホ1つで勉強できるわ」って納得しました。
詳しくは、あとで体験レビューのところで説明します。
スタディングの行政書士講座の、特徴③料金が49,500円〜と低価格
最後、スタディングの特徴3つ目は、料金が49,500円〜と低価格というところ。
これは冒頭でも書きましたが、スタディングの料金、かなり安いです。
行政書士総合コース | 64,900円 |
行政書士合格コース | 49,500円 |
業界最安レベル。
しかも分割払いも可能なので、一気に払えないって人でも大丈夫。
それから、合格するとお金がもらえる「合格祝金」もやってますね。
アンケートと合格体験談を書けば、10,000円貰えます。
アガルート の5万円の祝金に比べると、ちょっと弱いですが、スタディングは元々の料金が安いので、1万円でもかなり大きいイメージ。
スタディングの行政書士講座を体験してみた
ではさっそく体験していきましょう!
まずは体験の申し込みから。
行政書士講座体験申し込み方法
体験申し込みは、非常に簡単でした。
スタディングの公式サイトに行って、
スタディング
「無料講座を試してみる」というボタンをクリック。
そうすると、こういった画面↓が表示されるので、
下にスクロールすると、
メールアドレスとパスワードの入力フォームがあります。
入力したら、登録完了!
簡単ですよね。名前すら、入力不要。
メールにURLが届くので、それをクリックすれば、
こんな感じ↑で、ログイン情報が表示されます。
スタディングの行政書士講座の講義を受けてみた感想
スタディングでは、無料体験でもたくさんの講義を視聴できます。
まず憲法の講義を見ることができて、そして、その講義に対応している「スマート問題集」「過去問解法講座」「セレクト過去問集」を体験できます。
さらには、民法の「記述式解法講座」「記述式対策問題集」と、民法・行政法の「合格のための論点200」という講義まで。
結構ボリューミーです。
講義について
ということで実際、講義をひと通り受けてみました。
パソコンでの講義画面は、こんな感じ↑
まず講義のクオリティですが、やや眠くなりそうな印象を受けるものの、コンパクトに上手くまとまっています。
ただ、フォーサイト、伊藤塾、アガルートなど講義が非常に上手いスクールと比べちゃうと、解説の丁寧さは欠ける、かな。
なので、初めて法律を勉強する場合、ちょっと難しく感じてしまうかもな…というのが私の感想。
ちなみにテキストは、こんな感じ↑
カラフルで、見やすくなってます。
また、講義動画のサンプルは、YouTubeにも上がってました↓
今すぐ雰囲気だけでも確認したい場合は、見てみてください。
スタディングの学習フローは秀逸
しかし、スタディングは全体の流れが秀逸なんですよね。
すでに先ほどの特徴のところで書きましたが、とにかくボリューミーだし、知識をしっかり積み重ねていけるように組み立てられてます。
ぶっちゃけると私、最初、講義の動画を見ただけの段階では、スタディング微妙かもなって思ったんですね。
でも、このインプット→アウトプットの流れに沿って実際に使ってみると、「う〜ん、意外とよくできてるな…」ってなりました。
では、一通り見てみましょう(ここからはスマホでのスクショを用います)
「基礎講座」です。
先ほども述べたように、動画の一つ一つが短く区切られているので、気楽に取り組めます。あと区切られているおかげで、インプットが自然と構造化されるというメリットもありますね。
ちなみに動画の視聴速度は、6段階(1.25倍〜3倍)で切り替えることが可能。私は1.5倍速で見ました。でもそうすると通信環境が悪かったせいか、たまに画像と音声でズレが生じてしまい…困りました。ただこれは、画質を「低」に下げることで解決。※画質は3段階(高・中・低)で切り替えることができます。
あと、音声だけのバージョンも簡単に切り替えられるのが良いなと思いました。
強いていえば、スマホの場合はテキストが同時に見れないのが残念(まあスペース的にそもそも難しいですね)
まずは「スマート問題集」というもので、まるバツクイズ形式の出題になります。
サクサク進む!
基本部分が頭に入ってるかどうか、チェックできます。
全問終わると、こんな感じ↓で、
正解数を教えてくれます。
ちなみに、出題モードは「練習モード」「本番モード」「復習モード」の3パターンあります。
特に、間違った問題だけを出題させたりできる復習モードは便利。
あと細かいとことですが、これまで何回学習したか、最後にいつ学習したかというのも、簡単に確認できるようになってます。
自分の学習ログが自動的に取れるって、結構イイですよね。励みになります。
「過去問解法講座」です。
先ほどよりも難易度はグッと上がりますが、まずは一回自分で解いてみて、
解説を確認しつつ(スマホだとちょっと見づらい)、解説動画で理解を深める、と。
この過去問講座なんですが、想像してたよりずっと丁寧でビックリでした。
なんと選択肢ごとの解説動画があるんです。講師の説明も、丁寧。
お次は「セレクト過去問集」です。
ここでガンガン、過去問の数をこなしてアウトプットしていく感じですね。
実際の出題と同じく、5つの選択肢から選んでいきます。
問題は全部で16問あったので、けっこうな量でした。ちょっと大変ですが、その分鍛えられます…!
記述問題は、ちゃんとやれば点数稼げるところなので、しっかりやっていきたいところ。
まずは、解説動画でテクニックなどを学べます。
ここで問題をたくさん解いていくことで、記述式にもガンガン慣れていけます。
まずは「合格のための論点200」
行政書士試験において、どんなポイントが重要なのか、学ぶことができます。
この講座を受けることで、勉強の効率をグッと上げられる、と。
「科目別一問一答 合格の肢100」
ただこれは体験できなかったので、どんなものか分からず。
説明を見る限り、とにかくたくさん問題解いて実力あげてく感じの演習のようです。
まずは「合格答練」ということで、本試験レベルの本試験形の答練ができます。
ということで、ザックリとですが、スタディングでの学習の、一通りの流れを見てきました。
ここまでやり切れば、相当チカラつくはず。
ってか、スマホ一つでここまでやれるのは本当すごい。便利な世の中ですね…
スタディングを体験する際には、この流れ通りに沿って体験してみることをおすすめします。
スタディングの機能について
最後に、スタディングの機能で、これは良いなと思ったものを、ザッと紹介。
まずは、「メモ」と「マイノート」機能。
講義動画の上に、どちらも表示されているのですが、
それぞれクリックすると、まず「マイノート」は、こんな感じ↓
オリジナルなノートが、スマホ上で作れる、と。
テキストの文字も、簡単にコピペできます。
そして「これは便利すぎる!」と思ったのが、この「暗記ツール」機能。
こんな感じで、赤く隠せるんです。
これは、かなり使えません?
そして「メモ」は、こんな感じ↓
例えば、「ふと浮かんだ疑問点」など、「ノートに書くほどじゃないけどメモしておきたいこと」などなど、ちょっとしたことをメモするのに使えます。
わざわざ別アプリのメモ帳とか開かずにメモ取れるのは、意外と便利。
それから、学習レポートってのも割と良かった。
↑こんな感じで、自分の学習記録がグラフで見れます(これはパソコンのスクショ画面ですが、もちろんスマホでも見れます)
あとは、勉強仲間という機能もイイ!
SNSみたいな感じで、みんなの勉強記録の投稿をみることができます。
資格の勉強って、基本孤独ですからね…何気に励まされそう。
そういえばこのSNS、けっこう頻繁に投稿されてたので、スタディングって使ってる人多いんだなと思いました。
スタディングの行政書士講座の料金とコース
そんなスタディングですが、行政書士講座のコースは、基本的に以下2つです。
行政書士総合コース | 64,900円 |
行政書士合格コース | 49,500円 |
シンプルですね!
で、この2つのコースの違いもシンプルです。
総合コース 64,900円 |
合格コース 49,500円 |
|
基本講座 | ||
スマート問題集 | ||
過去問解法講座 | ||
セレクト過去問集 | ||
13年分テーマ別過去問集 | ||
記述式解法講座 | ||
記述式対策問題集 | ||
合格のための論点200 | ||
合格答練 | ||
合格模試 |
この表を見れば分かる通り、「合格のための論点200」などの講座や、模試があるかどうか。
どっちがいいかなーって迷うかもしれませんが、私だったら、全部揃ってる「行政書士総合コース」にします。
というのも実際に使ってみたところ、合格のための論点200などのプラスアルファな講座を受けることで、かなり効率上がると感じたし、逆にこういった講座を抜くとなると、ちょっと情報量が少ないかな、と。
そこまで値段も変わらないので。
ちなみに、総合コースのカリキュラムの詳細は以下の画像の通り。
うん、やっぱどう考えても、64,900円で、これはかなりお買い得かと。
ここで紹介した二つのコース以外には、再受験者向けのコースもあります。これらを利用する方は少ないと思いますが、チェックしたい場合は、公式サイトにて詳細を確認してください→スタディング
スタディングの行政書士講座は、こんな人にオススメ
スタディングは、以下に当てはまる人にオススメです。
- 法律の勉強をちょっとでもしたことがある
- なるべく外出時のスキマ時間を利用して勉強したい
料金はお買い得だし、問題演習機能もかなり優れてますが、それでも初学者にはちょっとハードル高いかなと感じます。
なので、大学の授業などで法律を習ったことがある人や、すでに独学で勉強をちょっとやった人にのみオススメかな、と。
それから、スキマ時間の勉強に最適なツールなので、特に忙しい人はスタディングかなり使いやすいはず。
スタディングの行政書士講座は、こんな人にオススメしない
逆に、スタディング向いてないのは、以下のような人。
- 法律勉強を初めてする人
- 家で机に向かってじっくり勉強したい人
- サポートもちゃんとしてもらいたい人
これらは、先ほどの逆なので分かりますよね。
自分がこれから初めて法律の勉強するなら、別のスクールを使います。
同じような通信講座なら、フォーサイトがベスト。とにかく講義が易しくて、分かりやすいので。
あとサポート(相談や質問など)をしっかりやってもらいたい場合は、伊藤塾など、がっつり「スクール」って感じのところを選んだ方がいいです(料金は上がりますが)
スタディングの行政書士講座のQ&A
無料講座だけ受けても大丈夫?
大丈夫です。
講師に質問できないの?
できません。
紙の教材はないの?
あります。ただし、有料(13,200円)になります。
スタディングの支払い方法は?
クレジットカード、ペイジー支払、コンビニ支払、銀行振込、ローン(分割払い。条件あり)
スタディングの行政書士講座まとめ
はい、ということで以上、スタディングの行政書士講座についてみてきました。
いかがだったでしょうか?
最後、これだけは覚えておいて欲しいのですが、、
結局のところ、こういったサービスというのは、自分で体験してみないと、自分に合うかどうかは、判断できません。
なので、「スタディング気になるな〜」って人は、勇気を出して、一歩踏み出してみてくださいね!