受験生
そんな悩みにお答えします。
LECとTACって、名前からして似てますよね。
しかし、よくよく調べてみると、この2社にはちゃんと違いがあります。
ということで本記事では、LECとTACの違いを徹底比較していきます!
比較をする私は、2016年に行政書士試験に合格しました。もし自分が受験生に戻ったら、どっちを選ぶのか、真剣にチェックしていきます。
この記事を読めば、LECとTACの違いがハッキリして選びやすくなるはず。
LECとTACの比較一覧表
まずは一覧表を作ったので、見てみてください↓
LEC | TAC | |
料金(初学者向け) | パーフェクトコース 235,000円(税込) |
プレミアム本科生 236,000円(税込) |
料金(学習経験者者向け) | 横溝プレミアム合格塾 297,000円(税込) |
答練本科生 上級講義付き 219,000円(税込) |
講師(講義の内容) | ◯ | △ |
テキスト | ◯ | ◯ |
サポート制度 | ◯ | ◯ |
校舎数 | 54ヵ所 | 36か所 |
LECとTACの違いが、ザッと確認できるかと思います。
正直、LECもTACも大手なので、どちらもあらゆる面でレベルが高いんですよね。
表の料金は、通信で受講する場合の料金になります。以下この記事に載っている料金は、すべて同じです。もし通学、または通信(DVD)で利用したいという場合は、料金が異なる可能性があるので、詳しくは公式サイトでご確認ください。
・LEC東京リーガルマインド
・TAC
LECとTACの項目ごとの比較
では、それぞれの項目を詳しく見えていきましょう。
①コースと料金
まずは、LECとTACのコースと料金を比較していきましょう。
- 初学者向け
- 学習経験者向け
これらで分けて見ていきます。
初学者向けのコースを比較
まずは、初学者コース。
はじめて法律の勉強をする人向けのメインのコースは、それぞれ、
- LEC→パーフェクトコース
- TAC→プレミアム本科生
という名前で出されています。
この2つ、カリキュラムの内容はほぼ同じような感じです。
インプットをやって、科目別の答練をやって、あとは記述式問題などの対策をしていくと。知識ゼロの状態から、試験合格まで導いてくれる、まさに至れり尽くせりな、完全コースとなっています。
LEC | TAC |
パーフェクトコース 235,000円(税込) |
プレミアム本科生 236,000円(税込 |
ちなみに、両社とも、
- パーフェクトコースSP
- プレミアム本科生Plus
という、上記の「パーフェクトコース」と「プレミアム本科生」に、一つ講座を足したコースも出しています。
LEC | TAC |
パーフェクトコースSP 255,000円(税込) |
プレミアム本科生Plus 259,000円(税込) |
もし、「試験までまだまだ余裕がある!」という時期から学習スタートできる場合は、こちらのプラスアルファなコースもあり。
学習経験者向けのコースを比較
続いては、学習経験者向けのコースです。
それぞれ、
- LEC→横溝プレミアム合格塾
- TAC→答練本科生 上級講義付き
という名前で出されています。
LECの「横溝プレミアム合格塾」は、
・プレミアム合格塾 知識力強化講座全27回
・プレミアム合格塾 解答力強化講座全36回
・過去問徹底解析講座 全20回
・民法択一60問解きまくり講座 NEW 全6回
・記述60問解きまくり講座 全3回
・文章理解特訓講座 全2回
・商法・会社法特訓講座(講義編・演習編)全5回
・一般知識特訓講座(講義編・演習編)全9回
・憲法・行政法過去問ラストチェック 全6回
というなんとも盛り沢山なコースとなっています。
人気の横溝講師によるこのコースは、リベンジに燃える人は、必ずチェックしておきたいコース。
LEC公式サイト→LEC東京リーガルマインド
サクセス講義は、2022年度向け講義より「上級講義」という名前に変更されました
TACの「答練本科生 上級講義付き」も、問題演習が中心となっているメニュー山盛りなコース。
これらの料金をみてみると、
LEC | TAC |
横溝プレミアム合格塾 297,000円(税込) |
答練本科生 上級講義付き 219,000円(税込) |
TACの「答練本科生 上級講義付き」の方が7万円ほど安くなっています。
ここの料金差は結構大きいですね。
TAC公式サイト→TACを無料体験
②講師(講義内容)
次は、LECとTACの講師(講義内容)を比較していきましょう。
どちらのスクールも、レベルの高い講師がいます!
まずはなんと言っても、LECの横溝講師でしょう。
いわゆるカリスマ講師という方で、とにかく人気が高いです。
僕はハッキリ言って「横溝信者」だった😍(LECの先生です)
一度もお会いした事はないけれど、オンライン講義でお世話になった。
講義では、よく「サザエさん」が登場してたな〜。(例え話の時に)
僕が248点で1発合格できた半分はこの先生のおかげだと勝手に思っているm(_ _)m https://t.co/YuS5uvb3CA— 下曽小川@行政書士試験248点合格 (@visasuppo) July 22, 2020
LECの一般知識講座で勉強してみた。
横溝先生の解説(抽象的な説明→具体例の流れ、具体例の分かりやすさ)が良いうえに、話すときのテンポが心地よくて、あっという間に個人情報保護の分野を終えた。
今年初受験で、特に一般知識対策に悩んでいた私にとってこれは強い味方!— s_w (@sw1218) August 19, 2020
また、LECだと、野畑講師も説明がわかりやすくてかなり良いです。
私個人的には、横溝講師より、野畑講師の方がグッときました。
横溝講師も、野畑講師もパーフェクトコースを担当されてます。
TACはというと、小池講師の説明が抜きん出て素晴らしいです。
ただこの小池講師は、初学者向けのプレミアム本科生を受け持ってないんですよね…
(学習経験者向けの講義を受け持っている)
なので、初学者向けも、学習経験者向けも、レベル高い講師を揃えていてくれているのは、LECということになります。
③テキスト
続いては、LECとTACのテキストを比較していきましょう。
テキストは、LECもTACもかなり似ているなという印象。
ただ公式サイトを覗いてみると、LECの方がテキストの説明が丁寧です。
→LEC東京リーガルマインド
④サポート制度
続いては、LECとTACのサポート制度を比較していきましょう。
例えば、「誰かに相談できるのか?」「自習室は利用できるのか?」といったところですね。
それぞれのサポート制度の例をリストアップしてみると、
LECサポート
- 受験・受講相談(無料)
- 資格説明会(無料・予約不要)
- チューター/合格アドバイザー
- 自習室
- 生涯学習修了証の発行
- 人材紹介(プロキャリア)
TACサポート
- クラス振替出席フォロー
- 他の教室クラスへの参加が自由
- 講義を欠席しても、ビデオブースにて視聴できる
- 通信やビデオブース講義コースの人でも、20回まで教室の講義に参加できる
- 通信コースでも、自習室が利用できる
- 通信コースでも、直前期に講師に直接質問できる
こんな感じになります。
両者とも、大手ということもありサポート制度は文句なしに充実しています。
⑤校舎数
LECもTACも通学可能なスクール。
なので、次は、校舎数を比較していきましょう。
校舎数は、
LEC | TAC |
54ヵ所 | 36か所 |
となっています。
どちらも全国に校舎あります。
規模が大きい!
ちなみに規模の話がでたので、ついてに「扱ってる資格数」も比較してみると、
LEC | TAC |
101 | 63 |
となっています。
校舎数も資格数も比較すると、LECの方が多いですね。
⑥受講者数・合格率
最後は、LECとTACの受講者数・合格率を比較していきましょう。
LECの実績
まず、LEC。
LECは、合格率を公表しています。
合格率は、なんと65.7%です。
TACの実績
続いて、TAC。
TACは、合格率は公表してないようですが、代わりに合格者数を出しています。
2012年~2019年 行政書士試験の合格者が、1,383名とのこと。
直近3年でいうと、
- 232名(2017年)
- 169名(2018年)
- 149名(2019年)
とのこと。
両者とも出している数字が異なるので、純粋に比較はできませんが、どちらも結果を出していると言うことは確か。
こういった数字を一切出していないスクールもあります。なのでLECもTACも実績に自信があるということでしょう。
まとめ
はい、ということで以上、LECとTACを比較してきました。
総合的に見ると、LECに軍配が上がりますね。
もし私が受験生時代に戻るなら、LECを選ぶ!
→LEC東京リーガルマインド